みなさんは「たばこ」または「電子たばこ」は吸っていますか?
世界的に電子たばこが流行っています。日本でもiQOSやPlopmTECHが発売され、大人気となっています。
今「たばこ」の考え方が変わってきているのかもしれません。
昔は電車や飛行機の中でも喫煙可能でした。今では考えられない状況ですね。しかし昔はそれが当たり前でしたし、何もおかしいとは思わなかったんです。
ところが近年禁煙場所が増えたり、分煙化も進み喫煙者がたばこが吸える場所が限られてきています。
そんな時代の流れの中でたばこに対する考えが喫煙者も含めて変わってきました。
今回は「たばこ」と「電子たばこ」の仕組みの違いと害についてまとめてみました。
紙たばこの仕組みと害について
紙たばことは、一般的に出回っているたばこのことです。たばこと聞いて想像するそのたばこです。
たばこの葉をフィルター付きの紙で巻いたたばこです。喫煙器具を必要とせず、火さえあればいつでも吸えるたばこです。
紙たばこの仕組み
紙たばこは麻やパルプが原料となるシガレットペーパーでたばこの葉を巻いています。シガレットペーパーには燃焼速度をコントロールするために炭酸マグネシウムなどが加えられていることもあります。
たばこの葉には匂いを良くするためにココア、糖類、メンソール、バニラなどの香料が加えられています。
フィルターを巻いているチップペーパーと呼ばれる紙は小さな穴が空いており、吸ったときの空気の量やニコチン・タールを軽減したりする働きをしています。
紙たばこの害
紙たばこには大きく分けて3つの有害物質が含まれています。
各物質は人体に大きな影響を与えます。それぞれの物質について詳しく見ていきます。
①ニコチン
ニコチンはたばこへの依存性を高める物質として有名ですね。
ニコチンを摂取すると数秒で全身へ巡ります。喫煙者がたばこを吸うと落ち着くのはこのためですね。
ニコチンは青酸に匹敵するほどの強い毒性もあります。たばこを吸ってクラクラする人はニコチンによる急性中毒症状なので気をつけてください。
さらにニコチンは排出する際に腎臓に大きな負担がかかります。そのため腎臓病になるリスクを高めてしまいます。
②タール
タールとは喫煙者の歯を黄色くしたり、部屋の壁紙などを黄ばませる原因となっているものです。ヤニの正体がタールです。
タールは1つの物質ではなく、有害な物質の粒子が集まったものをタールと呼びます。
タールの中には多くの発がん性物質を含み、人体に悪影響を与えます。
③一酸化炭素
一酸化炭素はたばこを燃やす際に発生する物質で、慢性的な酸欠状態を引き起こします。
よく喫煙者が運動出来なくなったり、すぐに息が上がることがあります。これは一酸化炭素によって体内が常に酸欠状態にあるからです。
また、動脈硬化などのリスクが高まります。
電子たばこの仕組みと害について
電子たばことは火を使わず、リキッドと呼ばれる香りのついた液体を熱して発生した蒸気を吸引するたばこです。
たばこの葉や火を使わないので、人体への影響がすくないです。
ニコチン入りのものと、ニコチンが入っていないものがあるので良く調べて買いましょう。
ちなみに日本で販売されているものは、薬事法によりニコチン入りのものは販売できません。
電子たばこの仕組み
電子タバコは通常バッテリー・コイル・チューブから成り立っています。
チューブの中に入っているリキッドと呼ばれる香り付きの液体をコイルで温めて蒸気を発生させます。
その蒸気を吸引することでたばこ感覚を味わうことができます。
iQOSやPloomTECHは基本電子たばこの構造ですが、たばこの葉を熱したりするので厳密には少し違う構造になります。
電子たばこの害
電子たばこは人体への害がありません。
たばこの葉も火も使わないのでニコチン・タール・一酸化炭素などの有害物質は発生しません。
しかし、一部の電子たばこやiQOSやPloomTECHにはニコチンが含まれます。
まず、電子たばこで海外で販売されているリキッドの一部にはニコチン入りのものがあります。そのキリッドを使った場合ニコチンは摂取されます。
iQOSやPloomTECHは、火は使わないものの実際にたばこの葉を使っているのでニコチンのみ摂取されます。